⓪はじめに
閲覧いただきありがとうございます。
今回は8世代初の構築記事となります。
結果の方はS1のものがベースとなっており、最新の流行りとは少しだけ今回のメタが外れている可能性がありますが、それでもS2の前半までは同じPTで戦い、それなりの成績を叩き出す事が出来た為、記事にまとめてみました。
この時は上位勢程環境を把握していない為、構築単位の選出などはあまり考えていませんでしたが、主な戦いのパターン等はあった為、多少なりとも参考になれば幸いです。
①構築紹介
私の記事を過去に読んでくださった方ならなんとなくわかると思いますが、私達はいつも最初にPTに組み込みたいメンバーを半分程決め、そこから残り半分で苦手な範囲をカバー出来るようPTを編成しております。
今回は新メンバーのエースバーン、そして私達の古株であるギャラドス、ゲンガーを絶対編入メンバーとし、そこから物理エースのギャラドスの対となる特殊アタッカーとしてトゲキッス、電気の一貫性を潰しつつフェアリー勢に強いドリュウズ、そして後続のSサポートをしつつ相手のダイマを受け流すメンバーとしてエルフーンを採用しました。
②メンバー紹介
ブレイズ(エースバーン♀) @弱点保険
【性格】陽気
【特性】猛火
【実数値】175/156/97/x/96/178 (H156 A156 B12 D4 S180振り)
【技】火炎ボール/跳び膝蹴り/飛び跳ねる/ビルドアップ
【調整】
HB - ダイマ時、意地A252ギャラのダイストリーム耐え
HD - 控え目C252キッスのダイジェット耐え(ダイマ時2耐え)
S - 最速109族抜き
A - 余り
ダイジェットエース達の補完サブエース。
過去に投稿した単体考察のビルドエスバの努力値を改訂したバージョンとなっております。ビルドを入れる事で交代読みやカビやヌルなどの物理ノーマルの攻撃を受けつつ攻撃力も上昇させ、相手の攪乱または残党処理を担当していました。
当時はSをリザ抜きまでしか降っていなかったのですが、アントの増殖を受けて素の速さでも抜けるよう最速アント抜きまでSを引き上げました。
単体のタイマン性能はそこそこあり、ダイマを切らずとも戦える性能はあったのですが、如何せん飛び跳ねるがダイマ前提の技or相手のダイマ透かしの技と化しており、非ダイマ時の火力が物足りなすぎる、そして後述するメンバーの中にダイジェットエースが既に2人いたという事から、飛び跳ねるは別の技でも良かったといった印象を感じた為、そこが改善点かと感じておりました。
こちらが当時の考察記事となります
カーラ(ギャラドス♀) @ラムの実
【性格】陽気
【特性】自信過剰
【実数値】175/173/99/x/120/146 (H28 A228 S252振り)
【技】滝登り/飛び跳ねる/パワーウィップ/龍の舞
【調整】
HD - 控え目C252サザンの悪波2耐え
S - 最速
A - 余り
物理ダイマジェットエース。
ミラーに強くなる為に下手な調整とかなくほぼぶっぱ。今作になってパワーウィップを覚えたのが実に強く、水タイプ、特にダイジェットエースがほぼほぼ苦戦するミトムに強く出れたのが高評価ポイントでした。
ASぶっぱの過剰ギャラの持ち物の候補としてはラム、ソクノ、飛技強化アイテム、(そしてたまに回復実)、等が主でしたが、今回はラムを採用して状態異常でギャラを止めようとする輩に強く出れるようにしました。
レイス(ゲンガー♀) @拘りスカーフ
【性格】臆病
【特性】呪われボディ
【実数値】141/x/81/176/96/178 (H44 B4 C204 D4 S252振り)
【技】シャドーボール/マジカルシャイン/トリック/道連れor悪巧み
【調整】
HB - 意地A252ガルドの影討ち耐え
S - 最速
C - 無振りドラパをシャドボで確1
無振りドリュをシャドボで確2
スカーフ持ちの超変則戦術先発要員
ファミリーの中で随一お仕置きされたメンバーだと思います。同じゴーストの中でゲンガーより速い600族のドラパ、化けの皮を持つミミッキュ、その2強を差し置いて取れる役割を考えないといけなかったのですがその末に辿りついだのがこのスカーフトリック型でした。
スカーフを持つことで同じく高速低耐久の無振りドラパ、本来不利なスカーフサザンを返り討ちに合わせる事が出来、岩封から入ってくる襷ドリュをS下降補正を打ち消して上からシャドボ2発で倒したりすることが出来ます。
スカーフトリックをする事で相手の動きを制限したり、持ち物を奪う事で相手の作戦を崩したりすることも可能でした。
何より一番の強みが拘り系統の押し付けと特性呪われボディの相性の良さでした。
拘ってしまった技が金縛り状態になると相手は引くか悪足掻きを使うしか選択肢が無く、これによって相手の交代に合わせて有利対面を作ったり、先の攻撃でゲンガーが倒れていたら後続の積みエースの起点にする事も可能でした。
(地味に知らない人も多かったのですが、拘り技を金縛り状態にされてしまうとたたかうボタンを押した時点で悪足掻きとなってしまうのでダイマックスを指示する事ができない為、結局引くかうっかり悪足掻きをするしか選択肢が無いのです)
最後の技は攻撃技を入れようかと思ったのですが、他にスカーフゲンガーで安定して倒したい相手がいなかった為、トリックした後も小細工をする為に変化技を選びました。道連れならスカーフも合わせるとかなりの相手の上から道連れで1:1交換が出来(ただしダイマックスは除く)、悪巧みならスカーフを相手に押し付けた後、自ら積みエースになる事も可能でした。
トニーJr(トゲキッス♂) @ピントレンズ
【性格】控え目
【特性】強運
【実数値】175/x/116/182/136/123 (H116 B4 C204 D4 S180振り)
【技】エアスラッシュ/マジカルシャイン/火炎放射/悪巧み
【調整】
HB - A252ドリュのアイヘ耐え
S - 準速70族抜き
C - あまり
特殊ダイジェットエース
特殊方面から攻めるメンバーが少なかったので起用。主にダイマ状態で戦うことが多かった為通常の追加効果に頼る事が少なかった点と相手の壁を良い確率で無視できる急所を引きやすい強運で採用しました。
ある程度は受けられる前提でHCSベースの調整をしたのですが、それでも速さが足りないと感じた部分もあり、素の速さが低いとどうしても非ダイマで使い辛く、ダイマ偽装のムーブを取りたいときに苦戦する事が多かったので、耐久をもう少し落としてSに振っても良かったと感じました。
X.R.(ドリュウズ♂) @気合の襷
【性格】陽気
【特性】型破り
【実数値】185/187/81/x/85/154 (A252 B4 S252振り)
【技】地震/アイアンヘッド/岩石封じ/剣の舞
【調整】
ASぶっぱ
有名なロトムミミキラーな補完サブエース
タイマン性能を高める為に不意の高火力技にも対応できる襷を搭載。岩封で後続の為のSサポートしても良し、剣舞で自らエースになるもよし、タスキのおかげでダイマ相手に確実に2ターン以上稼げるアタッカーになったのも評価点でした。
フレン(エルフーン♀) @後攻の尻尾
【性格】図太い
【特性】悪戯心
【実数値】165/x/132/x/97/115/136 (H236 B116 D156振り)
【技】すり替え/身代わり/宿木の種/ムーンフォース
【調整】
HD - 控え目C252ミトムの放電身代わり確定耐え
B - 意地A252ドラパのダイジェット最高乱数切り耐え
持ち物すり替え要員その2
こちらはゲンガーとは違い、高速アタッカーの足を奪う事を目的としたすり替え型でした。
BD両方面に振ることでどちらの攻撃も最低限1発は耐えれたりすることができました。
技構成としては尻尾を押しつける為のすり替え、相手のダイマターン稼ぎの身代わり、挑発された時の最低限の攻撃技であり、悪戯心の効かない悪タイプへの打点となるムンフォ、そして最後に相手にやどみが型と誤認させる為に宿木の種を搭載していたのですが、そのお陰で勝てた試合は言うほど多くなく、別の技に変えても良いかなと感じました。
③主な選出
・ゲンガー+エルフーン+@1エース
ある1人のエースが明らかに刺さっており、そいつを通せば勝てると言ったPTに対して選出しました。
ゲンガーとエルフーンで相手の持ち物をしっちゃかめっちゃかにした後ラス1のエースが積んだりして一掃と言ったムーブが主でした。
・ゲンガーorエルフーン+@2エース
明らかに通したいエースが1人に絞れない場合は2エース選出をしました。
この選出の場合、基本はエースの1人は襷持ちで死に出しからの切り返しが出来たり、素でタイマン性能の高いドリュがエースの一枠を取り事が多かったです。
・エースバーン+ドリュウズ+ギャラドスorトゲキッス
小細工が通じなさそうなタイマン性能が高いPT相手には敢えて全エース選出で先に数的有利を取る事を意識したこの選出になる事もありました。
その場合、ダイマ無しでも普通に戦えるエースバーンやドリュウズが確定で最後にダイジェットエースとしてギャラかキッスを選出と言った感じになりました。
④戦績
S1最高順位(12/30) 125位
S1最終順位 1625位
ガラルビギニング最高レート 1761 瞬間74位
④最後に
如何でしたでしょうか?
今期は環境を考えず、戦わせたいメンバーを選びそこから相性補完をさせていく流れでPTを編成しましたが、実はこのPTに辿りつくまで技構成や努力値、メンバーも10回ほど入れ替えたりしていました。
まだまだ環境やトップ層の戦い方を完全に把握していなかったので自分がやりたいことを押し付けていくスタイルとなりましたが、今後は環境に合わせてPTも臨機応変に変えていこうと思います。
本日の構築はS1とS2前半の構築の紹介となりましたが、明日(2/2/2020)にはS2の終盤を戦ったメンバー達を紹介していきたいと思いますので、そちらも読んでいただけると幸いです。
簡潔な記事ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。他にも記事や構築に関わらず改善点があればコメントして頂けると幸いです。
次の構築記事もまたよろしくお願いします。