【ポケモンUSM】シングルレートシーズン7 猿ガブコンビ抜き挑戦 岩Zテラキオン+アローラ御三家?軸構築 (最高レート1885,最終レート1823)

⓪はじめに

閲覧いただき有難うございます。

今回は前回の宣言通り、今までの戦い方が相棒枠だったゴウカザルやガブリアスに全面的に頼りがちな部分が強かったため、それ以外のメンバーの戦い方に慣れる為に両者を縛ったPT構築を目指してみました。

と言うわけで主軸に選んだポケモンがBW時代に愛用していた烈火さん(テラキオン)をメインとして周りを固めていった対面構築寄りのPTとなっております。その経緯や役割は後述します。

結果的に7世代の御三家のうち2人含める事も出来た為、USMの初っ端を飾るには良いPTが組めたと思います(ジュナイパーは役割被ってしまった為、またの機会に...

 

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①構築紹介

まず、S6の時に使っていたカリブ(ガブリアス)の剣舞逆鱗Z戦法で高耐久の連中もゴリ押しすると言う戦法でしたが、問題としては龍Zが半減以下に抑えられるタイプが少ない分一貫性があったのですが、フェアリーが蔓延している環境の中ではどうしてもZ技を無効化されてしまうことが少なくはありませんでした。

そこで同じ様な戦法を使えるメンバーとして烈火(テラキオン)さんに白羽の矢が立ったというわけです。

基本的な役割はS6の時のカリブ(ガブリアス)と同じで先発、或いはフィニッシャー として剣舞無双をする為に、周りが烈火(テラキオン)さんが対処しづらい相手をカバーすると言った構築になります。

 

②メンバー紹介

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孫烈火 (テラキオン) @岩Z

【性格】陽気
【特性】正義の心

【実数値】166/181/110/x/111/176 (AS252振り D4振り ※ダウンロード対策)

【技】インファイト/ストーンエッジ/地震/剣の舞
【調整】

 A    補正ありHB252振りドヒドイデを1積み岩Zで確1(103.8%-122.9%)

       補正ありH212B252振りランドロスを威嚇込み1積み岩Zで中乱1(92.6-108.9%)

       補正ありHB252振りポリゴン2を1積みインファイトで確1(112.2-132.6%)

       補正無しH252振りギルガルドを1積み地震で超高乱1(98.7-117.2%)

耐久

H-B 補正無しA252振りミミッキュのじゃれつく確定耐え(80.7-95.1%)

  補正ありA252振りギルガルドの聖なる剣確定耐え(81.9-97.5%)

H-D 補正無しC252振りアーゴヨンの流星群確定耐え(71-84.9%)

       補正無しC252振りカプ・レヒレの波乗り確定耐え(80.7-97.5%)

        

今回の剣舞Zエース枠です。

前回のカリブ(ガブリアス)と攻撃力はほぼ同じ(テラキオンA129、ガブリアスA130)で、Z技の火力はエッジ(180)を基にしてる分、逆鱗(190)に若干劣りますが、ガブリアスより早い素早さと、現環境に刺さる岩技の一貫性を考慮すると、負けず劣らずの働きが発揮出来る上、岩技を半減できる鋼タイプにはタイプ一致のインファイトが刺さると言う二弾構えっぷりです。

インファイトで耐久が下がってしまうため紙耐久なイメージがありますが、実は上記の調整で記してあるように高火力のタイプ一致抜群技でなければ1発は素で耐える程度には耐久を持ち合わせております。

更に先発で出した場合、相手はこちらの初手ステロを警戒する動きをとってくる事が多い為 、彼より早い相手による挑発(例:カプ・コケコ)や襷持ちやミミッキュ(化けの皮)に交換、を読んで、攻撃技を撃って、相手の一匹をほぼ無償で仕留めるといった動きが出来たりしました。

そして特性が正義の心である彼ですが、マイナーな特性なせいか、最後っ屁に襷潰しをしようと先制技の不意打ちを使ってくる連中(例:メガクチート等)には返って火力アップが決まって無双といった流れも

インファイト、ストーンエッジ、剣の舞までは確定で決まっており、最後の1枠は地震、電光石火、ステルスロックの中から悩みましたが、タイプ一致の格闘、岩技の両方を半減できるギルガルドで止まることを防ぐ為に地震を搭載させていただきました。

 

  

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レイス(ゲンガー♀) @メガ石

【性格】臆病
【特性】呪われボディ→影踏み

【実数値】135/x/81→101/182→222/95→115/182→200 (CS252振り B4振り)

【技】シャドーボール/ヘドロ爆弾/凍える風/10万ボルト

メガ枠その1。回りくどい変化技を一切捨て、フルアタに特化した地雷アタッカーです

エースである烈火(テラキオン)や後述する政宗(メガボーマンダ)が苦手なゲッコウガやメガメタグロス対策として入れたのですが、電気・氷技の両立は珍しくもかなり優秀であり、ゲンガーの変化技(催眠術、滅びの歌、鬼火、etc.)を駆使してくるイメージを逆手に攻めてくる本来役割対象外である水、飛行、ドラゴンタイプ等に致命傷を与えることができます。更に悪技に弱いゲンガーですが、テラキオンを受け出しすることで特性;正義の心による火力アップも出来た為、地面タイプ以外の相性補完はそこそこ成り立ったという感触でした。

ただし、襷持ちには奇襲を仕掛けても耐えられ返り討ちに遭うといったケースも多かったため、後述するステロで確実にその芽を摘む必要があるなと感じました。

 

  

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政宗 (ボーマンダ♂) @メガ石

【性格】意地っ張り
【特性】威嚇→スカイスキン

【実数値】195/177→188/101→151/117→126/121→131/133→153 (H196 A44 B4 D164 S100振り)

【技】捨て身タックル/地震/龍の舞/羽休め

【調整】

A     余り

  無振りガブリアスが1舞捨て身タックルで確1(108.7-128.4%)

H-B 補正ありA252振りミミッキュの威嚇込みミミッキュZ+影討ちを確定耐え(77.9-92.3%)

       補正無しA252振りガブリアスの逆鱗を確定耐え(84.1-99.4%)

  補正無しA252振りメガミミロップの冷凍パンチを確定耐え(69.7%〜84.1%)

H-D 補正ありC252振りカプ・テテフのムーンフォースを確定耐え(84.1-99.4%)

       補正無しC252振りメガルカリオのラスターカノンが中乱数(45.3%)2耐え

S     準速100族(メガバシャーモ、メガガルーラ等)抜き

 

メガ枠その2。烈火(テラキオン)さんとレイス(ゲンガー)の苦手な地面や格闘アタッカーが重いとき、レイス(ゲンガー)の代わりに選出するメガ枠。アタッカーとしては烈火(テラキオン)さんが既にいますので、こちらは受けを重視した調整故火力にそこまで振っておらず突破性は低めですが、受けをこなせる分相手の交換を誘発しやすい為、隙あらば龍舞を積み、相手を無双すると言ったコンセプトになります。

 

 

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アボカド (ナットレイ♂) @ゴツゴツメット

【性格】呑気
【特性】鉄の棘

【実数値】181/118/198/x/136/22 (H252 B228 A28振り)

【技】ジャイロボール/パワーウィップ/宿木の種/ステルスロック

【調整】

A    - 補正無しAB252振りS4振りミミッキュをジャイロボールで確1(102.2-120.6%)

H-B - 補正ありA252振りキノガッサの馬鹿力確定耐え(76.2-90.6%)=マッハパンチ2耐え

       - 補正無しA252振りガブリアスの地震超高乱3耐え(5.7%)

       - 補正ありA252振りメガガルーラの炎のパンチを確定耐え(83.9-99.4%)

H-D - カプ・テテフのめざパ炎を確定耐え(61.8-75.1%) 

 

物理受け枠。キノガッサ、メガメタグロス、ミミッキュ、ギャラドスなどと言った接触技を主とする物理アタッカーを受け封じ、逆にゴツゴツメットと鉄の棘の定数ダメージコンボで削ると言った役割を与えました。

タイプ相性でカプ・レヒレやテテフなどの特殊フェアリーも返り討ちに出来ない事も無かったのですが、テテフのめざ炎みたいに炎技持ちのフェアリーもそれなりにいた為、一度は受けれても、二度受けられるほど特殊耐久は無かった為、特殊フェアリーあいてにするにはあまり過信は出来ませんでした。

 

 

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孫アルン(ガオガエン♀) @突撃チョッキ

【性格】意地っ張り
【特性】猛火

【実数値】201/165/111/x/126/83 (H244 A116 B4 D124 S20)

【技】DDラリアット/フレアドライブ/地震/猫騙し

【調整】

A       11n調整

       - 耐久無振りアーゴヨンを猫騙し+地震で確1

H-B   余り 

H-D - 補正ありC252振り珠カプ・コケコのエレキ10万が乱2(0.39%)

  - 補正ありC252振り眼鏡カプ・テテフのムンフォが乱2(2%)

       - 補正無しC252振りアーゴヨンの流星群Z+流星群を高乱数耐え(18.8%)

S     - 4振りテッカグヤ抜き調整

特殊受け。主にコケコ、テテフ、テッカグヤ、アーゴヨン受けをまかないます。チョッキを持たせることにより、H252B164振りの輝石持ちポリゴン2と同等の特殊耐久を手に入れ、フェアリー、エスパー、氷等の特殊技はほぼ完封できます。

エース枠の3匹がスカーフテテフに弱めな為、コイツを投げるだけで相手の交代を促せるのでそこから交代読みなどでエース枠との有利対面を作ると言った潤滑剤的な役割を果たしてくれました威嚇解禁していたらもっと良かった...

 

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Azura(アシレーヌ♀) @風船

【性格】控え目
【特性】激流

【実数値】165/84/126/184/136/80 (H84 B252 C172)

【技】泡沫のアリア/ムーンフォース/アクアジェット/滅びの歌

 

 

地面受け。主にバシャーモ、カバルドン、ランドロス、マンムー、ギャラドス、ガブリアス等の物理を受ける為のBCベース調整です。PT単位でみる限り地面弱点が3体に対し、軽減以下がマンダだけと言うわけで地面の一貫性の良さを活かし、地面技を誘発しておいて、こちらは風船持ちAzura(アシレーヌ)を無償降臨させて有利対面を取ると言った役割を与えました。

 

 

 ③主な選出パターン

・テラキオン+ゲンガー+アシレーヌ or ガオガエン

テラキオン無双を軸とした選出です。

自分より早い相手(ゲッコウガ、メガメタグロス等)の対処はメガゲンガーに、最後の1枠にはエスパーやフェアリーを重く見てガオガエンか、格闘や地面を重く見てアシレーヌをいれます

 

・メガボーマンダ+ナットレイ+テラキオン or アシレーヌ

メガボーマンダ無双を軸とした選出です

メガボーマンダの苦手な水、氷、フェアリー、カバルドン、メガメタグロスの対処としてナットレイ、最後の1枠はメガマンダが暴れた後のフィニッシャーとしてテラキオン、或いはメガボーマンダで仕留め損ねた格闘、地面タイプへの対策としてアシレーヌを入れます

 

・メガゲンガー+ガオガエン+アシレーヌ

メガゲンガー軸の選出です

霊電気氷の通りがよく、且つ相手のフェアリーやエスパー、地面が重い相手へメガゲンガーを軸として、ガオガエンとアシレーヌでバックアップすると言った戦法です。

霊電気氷の通りが良い例として水、エスパー、ゴースト、ドラゴン、飛行が多めなPT等ですが、これらを3,4体含む相手もそこそこいた為このメガゲン軸が刺さることも多かったです。

 

④重めなポケモン

・メガミミロップ

恩返し、飛び膝、冷パン持ちであると1発受けられるメンバーが政宗(ボーマンダ)とアボカド(ナットレイ)しかおらず、1発は受けられるものの、2発目は受けきれない為受け出しが出来なかったのが悩みの種

・めざ炎持ち襷ゲッコウガ

初手で出てこられた場合、タイマンで勝てるのがチョッキ持ちのアルン(ガオガエン)、万が一襷でなく水Z持ちであれば受けきれない為安定できなかった 

 

⑤各個戦績

 

  勝利数 試合数 勝率 選出率
烈火(テラキオン) 46 73 0.63013699 0.5289855
レイス(ゲンガー) 51 88 0.57954545 0.6376811
政宗(ボーマンダ) 27 44 0.61363636 0.3188405
アボカド(ナットレイ) 48

 

91 0.52747253 0.6594302
アルン(ガオガエン) 36 64 0.5625 0.4637681
Azura(アシレーヌ) 34 54 0.62962963 0.3913043
         
総合戦績 80 138 0.57971014  

 

主軸である烈火(テラキオン)さんが一番勝率が良かったことからも格闘・岩タイプの対処可能範囲の広さを改めて実感できました。

そして個人的には地面受けであるアズラ(アシレーヌ)も地面への無償降臨がほぼ決まることが多く、このPTとの相性が良いと感じました。

ただ、今シーズンは多忙故あまり試運転も出来ず、レートもそこまで潜ることが出来なかった事によるこの中途半端な成績だけが心残りです...

 ですが、もう少しだけ使いこなせば勝率をさらに伸ばせるとポテンシャルを感じれた為、また機会があり次第、是非このメンバーを使っていきたいと思います

 

⑥猿ガブコンビ縛りで挑んでみて

 

初めて悟空(ゴウカザル)もカリブ(ガブリアス)も不在のPTでレートに潜ってみましたが、自分が如何にその両者が強めの相手を警戒していなかったか(例:バンギラス、ナットレイ等)を改めて痛感しました...

今回は比較的技範囲が両者に近い烈火(テラキオン)さんをメインとしたPTを組んだため、さほど使い辛さは無かったのですが、今後はもっと様々なポケモンを主軸とした戦法に慣れていきたいと思います。

S8用にはリザードン軸のPTを既に用意しておりますが、このPTの消化不良さもあり、継続するか切り替えるかまだ悩み中です...(それとAベトベトンの使い方募集中です)

 

ここまで精読頂きありがとうございます!

テラ